2012年5月22日火曜日


 (10) 歴史書の推奨

1)マルグリット・ユルスナール(Marguerite Yourcenar)、「ハドリアヌス帝の回想」(Memoires d'Hadrien)
2)辻邦生、「春の戴冠」
3)クリストファー・ドーソン(Christopher Dawson)、「ヨーロッパの形成」(The Making of Europe)


歴史好きでない人に、お薦めですか?
だから、僕は、まず、小説作品をお薦めしました。

1)M・ユルスナールは、20世紀後半の新世代「ヌーヴォー・ロマン」作家の一人です。実在のローマ皇帝を描いたこの作品で、フェミナ賞を受賞。たちまち諸外国に翻訳された。イギリス、アメリカでベスト・セラー。

2)辻邦生の小説の中には、史実を背景とした作品が多い。その上で、この作家に独特の、「語りべ」を通して叙述されていく歴史の転換期が読者の心の深層 に、いくつかの主題を投げかけてくる。例えば織田信長を描いた「安土往還記」もそうであるが、ここでは、ルネッサンス期のフィレンツェが絵画のように描か れていく。実在の美術家たちを中心とした物語と言えよう。

3)C・ドーソンは、有名な歴史学者です。
既に、上記の2作品、ヨーロッパの歴史叙述に、あなたは馴染んだので、ここで歴史的論稿をお薦めします。著者の深い洞察力は、きっとあなたを満足させてくれるでしょう。


上記(1)、(3)は翻訳が出版されています。


  • 編集日時:2012/5/4 01:56:08
  • 回答日時:2012/5/4 01:51:19

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